気侭帳。
気侭に綴ってみましょうか? 結婚して半年後、突然の解雇され、いつの間にか2児の母になった私です。 只今、ゆるゆると育児中。
読書
- 2009/10/09 (Fri) |
- 日常 |
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『ダウスに堕ちた星と嘘―薬屋探偵妖奇譚―』
薬屋シリーズとは…「どんな症状にも合わせた薬を処方します」というのがウリの薬屋を営む秋、座木、リべザル。実は彼ら自身が妖怪で人間のせいで棲み家を失くした妖怪に新たな棲み家を与えたり、人間のように薬を妖怪に処方したり、主は人間と妖怪との間に起きた事件を解決したりしなかったり…等妖怪の様々な相談を請け負っている。(これらは彼らの裏稼業である)そんな彼らの依頼者と事件を軸に話しが展開してゆく。
この2部の2冊目を今日購入して軽く読みました。いやー軽く読んだだけでも知らなかったことがたくさんあって勉強になります。
・惑星が内臓に呼応しているという訓えの存在
・沈魚落雁、閉月羞花
・東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ(な)の別の解釈
・鈴鹿御前
秋の言葉を言い換えた『貴女が社会で暮らすことは社会の供給と同時に貴女自身の需要です』という刑事の言葉が印象深かったです。その通りだなあと。人間は何かを作り出すこと(働いたりする等)で供給し、他の人間が作り出したもののを利用し生きていることが需要となる。世の中には様々な需要と供給の関係で成り立っているんだと改めて感じました。なんか新鮮!
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